荒ぶる女子の実習日誌

不登校になった自閉症スペクトラム持ちの実習助手の日常を綴ります。クラシック音楽と写真が好き。カフェ巡りとか小説とかエッセイやってます。ちなみに創価学会員です。

不登校の日常Vol.81 抗えぬもの

今年の仕事は今年のうちに終わらせたい、そう思ってやっとタブレットとキーボードの前に向かっています。

私の体調は、「調子が良いな〜」と思っていたらある日突然急降下して動けなくなる、という謎のサイクルになっているので、いつ動けなくなるか予測が難しくて対策が練りにくい。それに、ブログの更新も、本当に気力があるときしかできないから、継続して書くということも難しい。体力と気力を一定に保って、持続可能な身体にしたいものですって何かSDGsみたいですけど笑

 

持続可能な体力と気力が欲しいのは変わらないです。

朝普通に起きてご飯を食べて、職場に行って仕事して帰る。この行動がどれだけ素晴らしいことなのか、不登校を長くやってるとめちゃくちゃ感じる。

もちろん、職場には人を振り回してることに気づかず、自分勝手な行動ばかりして気が滅入る人たちが多くいて、その人たちとどう付き合っていけばいいか分からなくて悩むことはあるけど。それでも、毎日職場にいけば、生活と余暇を楽しめるだけのお金は手に入るわけで。

だから、仕事はしたい。でも、身体が言うことを聞かない。

今年の9月に、2回目の復帰プログラムをやったときもそうだった。

本当は学校に行きたい、仕事したい。

でも、身体は言うことを聞かなかった。それに、たった2,3時間の労働でも身体は悲鳴を上げ、家に帰ってきたらすぐに頭痛薬飲んでベッドに倒れ込んでしまって、起きたらもう夜。

そこから色々家事とかやるけど、プログラムでヘトヘトになっているので、正直家事はあまりできなかった。

それで就寝、と思って寝ようとしても、今度は不眠に悩まされて、全然眠れない。

そのせいで朝起きれない。普通に仕事していた時には絶対遅刻なんかしなかったのに。遅刻常習犯になってしまって。そのことが悲しかったし辛かった。

だけど、仕事の内容は、実習助手っていうポジションのおかげで、色々な授業準備に追われることなく比較的自分のやりたいように過ごせたんじゃないかな、と思う。それに、管理職が色々気遣ってくれたし、何よりも発達障害者支援センターの支援員さんが毎日のように電話をくれたことや、教育部のお姉さまが毎日のできごとを連絡しあおうねって言ってくれて、色んな人に支えてもらっていたのはありがたかった。

でも、身体は言うことを聞いてくれなくて、気がついたら、原因不明の腰痛と腹痛に悩まされていた。

腰痛は、ビジネスバッグが重いからかなって思ってたけど、かばんを下げていない時でも腹痛と腰痛が交互に来るのでそのせいではないっぽかった。だけど、腹痛がひどすぎて、最後は吐き気までした。

結局のところ原因は、ストレスとそれの対処で飲んだ薬が多すぎて胃が荒れた、っていうものらしかった。

そしてそのことに私が気づいた時、復帰プログラムもドクターストップがかかってしまった。

まあ、職場に遅れていった時点で復帰プログラムはアウトだったらしい・・・。

悔しかった。やる気はあって、サボろうなんか微塵も思っていないのに、学校に拒否反応を示す身体が嫌だった。

でも、主治医に厳しく咎められて、私は復帰プログラムを中止せざるを得なかった。

教育部の先輩は、「頑張ったね、ドクターストップがかかったってことは、限界までキチッとやりきれたってことよ!」って言ってくれたし、発達障害者支援センターの支援員さんは、「1ヶ月絶対に投げ出さなかったのは誇っていいし、みんな結井さんのことは高く評価していますよ」って励ましてくれたけど。

応援してくれる人、協力しようとしてくれた人たちに報いれなかったことが、今年一番悔しかった。

 

【追記】

動かない身体に苦しめられた復帰プログラムだったけど、実はこの最中、奇跡的にあるコンサートに参戦できました。

世にも珍しい、広島ウインドオーケストラの!!

広島ウインドは、コンサートを開催すること自体めっちゃ珍しい楽団なのに、それがまさか!!名古屋でコンサートをやるとは!しかも幸い復帰プログラム中だったので時間もぎりぎり間に合って、もう千載一遇の大チャンス!!

ってことでこの日は生き返ったよね。

生の科戸の鵲巣、まじで泣きそうになりました。


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推しと好きな音楽は命を救うよね、まじで。

あと、ついこの間、NHK交響楽団東京オペラシティでのコンサートをネット配信で見たんだけど、大好きなラフマニノフピアノ協奏曲第2番の冒頭聴いたら軽く泣いたよね。あとチャイコフスキーの悲愴も。

早く生でラフマニノフチャイコフスキー聴いて号泣したい。