荒ぶる女子の実習日誌

不登校になった自閉症スペクトラム持ちの実習助手の日常を綴ります。クラシック音楽と写真が好き。カフェ巡りとか小説とかエッセイやってます。ちなみに創価学会員です。

不登校の日常vol.78 甘い言葉にご用心!2

こんにちは。長らくお待たせしました、連載再開です。

ブログだろうがエッセイだろうが小説だろうが「書く」というものは、めちゃくちゃ神経を使うので、1本書ききると心身へのダメージがめちゃくちゃ大きいんです。もうね、1本書いては死に、また1本書いては死に、って命削って書いてます。それに、抑うつがまだ寛解になってるわけではないので、他の人より力が出にくいため、書くのも一苦労なんです・・・と謝罪を兼ねて言い訳をば。あ、でも同人誌グループ「弥の会」に今年出すエッセイは書けたんだよね。出されたお題に対して自分のやり方で作品を作る、いわば「課題文芸」なんだけどね。小説は何とかリミットの8月20日までに頑張って仕上げるつもりでいます。それまで体調があまり悪化せず、今のままもってくれればいいのだけど。そうすれば復帰プログラムもやりやすくなるかもしれない。ちょっと頑張り時にきています。

 

さて、今回のお話は、ネットワークビジネス」にご用心!の会です。

ネットワークビジネスといえば、まあ世の中にはびこる色々有名な会社とかありますが、不思議なことに私はそれらとの縁は全くなく、平和に28年間生きてきました。テレビの通信販売でさえ、「こんなんお店で買った方が良いよ」「機械的に見て非効率だ」と冷ややかなツッコミを入れて終わる程度でした。しかし、そんな私でも、ネットワークビジネスの勧誘を受ける日が来てしまいました。

それは、大学時代からの友達が、今年の2月、私に連絡をくれたことがきっかけでした。

「明日xxのセミナーがあるんだけど一緒にどう?」(内容は一部変えてます)というもの。しかし、教えてくれたのは馴染みのないワードでした。気になって調べてみると、「うわ、これ思いっきりマルチ商法じゃん・・・」という会社のセミナーでした。そして、連絡をくれたのはそのセミナーの前日の夜。行われる場所も、今の私が住んでいる場所からかなり遠い場所でした。当時の私は、まだ傷病手当金がもらえる前で、経済的にかなりきつい状態でした。「そこに行くお金があるならスーパーで食料品買うよ!」というレベルで。また、体調もあまり良くなかったため、そこに行くために早起きする気力もありませんでした。なので、お断りしました。今思うと、自分、御本尊様にめっちゃ守られてたなと思います。経済苦も、病苦も、ものすごくしんどいものではあるけど、怪しいものから逃れるためには都合が良かったのかもしれません

しかし、そのネットワークビジネスは、手を変え品を変え、私に忍び寄ろうとします。

3月頃、同じ友達が、再び私に連絡を送ってきました。その内容は、「親の知り合いと動物占い兼お茶会に参加しようと思うのだが、出てみないか」というものでした。当時の私は、彼氏が度々結婚の申し出を断り、関係に何の進展もなくだらだら過ごしていたのに悶々としていました。だから、そのことを解決するために、占いで2人の関係を占ってもらうのもありかも、と思い、OKの返事をしてしまいました

しかし、今思うと、この時私は完全に魔にたぶらかされていました。この信心をしている以上、願いが叶わないものはないし、また叶えるための信心であり行学があるのです。目の前の困難に行き詰まって、楽な方に逃げようとしていました。しかし、その時の私はそれくらい追い込まれていました。また、復帰プログラムをめぐって管理職や両親と揉めていたことで、私の心はさらに弱っていました。そういう、心が弱っているところにおかしなものがすり寄ってくるのです。

何も知らない私は、占い当日、彼女との待ち合わせの場所に行き、彼女と合流しました。そして、彼女の親の知り合いとも。占ってもらう場所は、その「知り合い」の人の家でした。しかし、その家に向かう道中、私はある違和感を覚えます。私が占ってもらう占いの種類は、動物占いでした。でも、その人は四柱推命は初めて?」(後で調べてみたところ、四柱推命を一部かじった占いが動物占いだと言うそうです)と、友達が言っていたこととちょっと違うことを聞いてきたのです。また、私が今どんな仕事をしているか、とか私の身の上話になった時、その人は勝手に私の話をすり替えて、どんどん自分の話をしてきたのです。正直、この人おかしくないか?と思いました。

そして家に着き、私から鑑定が始まりました、が、この時点で私はイライラしていました。というのも、友達が、動物占いは有料だということを待ち合わせた後に急に話してきたからです。しかも3000円!!3000円もあったらスーパーで1週間分の食料が買えます。好きな本が2,3冊は買えます。しかも、私の財布にはこの時、きっかり3000円しか入っていませんでした。全財産急に取られるってそりゃムカつくよ。

渋い顔をする私に、友達や知り合いの人は「代わりに払おうか?」と言いましたが、私はもともと人との間に金銭面で揉め事を作りたくないので、拒否しました。でも、この判断が良かった!というのも、実はこの「知り合いの人」、何と2月に私が断ったネットワークビジネスの会員だったのです!!つまり、動物占いは、私をおびき寄せるための単なる「エサ」で、彼女たちの真意はネットワークビジネスに私を勧誘することでした。

(しかも、彼女は私にアポを取った際、ネットワークビジネスの勧誘についての連絡をしていなかったため、この行為は違法になります)

それに、「動物占い」とは名ばかりで、内容は就職や転職の自己分析となんら変わりはありませんでした。それに、占い師の話し方がとにかく下手。まだまだ駆け出しの実習助手だし、自閉症スペクトラムによって口下手、人とのコミュニケーションが苦手な私でさえ「何このヘタクソ!!」とブチギレそうになるくらいヘタクソな占い師でした。物事をしゃべるにも前ふりが長い。まず結論を言え。それから、人前でパソコンをちゃんと使えるようになれ。回りくどい訳のわからない話に、こっちが説教してやりたかったけど、それは大人として品が欠けるのでやめました。偉いぞ自分。それに、占って出た結果は、日頃から教育部の先輩たちに言われてることとほとんど一致してました。ので、別に何とも思わなかった。さらに、人を動物に例えて相性を占う、と言うので、彼氏のことも占ってもらいましたが、占い師はまさか私以外の人も占わされるとは思っていなかったみたいで、あたふたしていました。こんなのが人から金もらって飯食ってるとか、信じられない。

それに、占って出た結果は、だいたい私が考察していることと同じでした。それなら、教育部の先輩たちに話聞いてもらった方が信ぴょう性高いし、お金かからないからコスパ最高じゃん!!人生で初めてぼったくられたわ!

もう、逆に私が占い師を破折して、折伏してやれば良かったわ・・・。

と、怒り心頭で占いの部屋から出てきた私を待っていたのは、もっと信じられない光景でした。

 

その「信じられない光景」とは?!後半に続きます。

 

追記

最近は、サイクリングと低山登山にハマっています。


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岐阜県の低山を制覇したいけど、自転車で登山口に行くまでが大変・・・。だけど、登ってしまえば頂上でのひと時は最高です!


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無印良品ルイボスティーうまいのじゃ〜

友達も、変なネットワークビジネスやるより運動すればいいのに・・・ね。