ふぉとりっぷ in 福島 ひとり旅編
誰だって、一人で遠くへ行きたくなることがあるでしょう。
誰だって雄大な自然の中に身を投じてみたくなるでしょう。・・・私です。
社会人になってから、ほぼ毎年(←ちなみに昨年は部活のせいで行けなかった。部活のばーか( ・ิω・ิ))のように夏は東北地方へ一人旅しています。
何がそんなに私を駆り立てるのか、その答えは。
東日本大震災。あの未曾有の被害を、私は家のテレビで独りで見ていました。当時の私は高校を卒業したばかりのニートでした。志望大学に全落ちして浪人生活が始まる前、何となく日々を生きていただけでした。
次々と起こる悲劇の中でも私が最も印象に残っているのは、福島の原発事故です。
事故の瞬間もテレビで見たし、風評被害もその後の建屋内調査もいろいろ見ました。
が、その中で私が一番悲しかったのは、原発事故で被害にあった町を出なければならなくなって、家に置き去りにされた動物たちです。
放射能が非常に高くてすぐには帰れないのに、ずっと主が帰ってくると信じて待っている動物たち。
やっと放射能が下がって帰って来たと思ったら、そこには変わり果てた動物たちの亡骸・・・。
犬飼いの私としては悲しい以外に言葉が出ない。
被災したのは人間だけではなく、動物たちもだし、だからこそ動物は大事にしてあげたいと思います。
そんな命の大切さを教えてくれた福島に、私はいつからか「行ってみたい」と思うようになりました。
そこで、社会人になってから、ほぼ毎年のように、夏は福島を訪れています。
福島県といえば、一昔前に大河ドラマ「八重の桜」で有名になった会津若松市や、それに付随して鶴ケ城、白虎隊が自害した飯盛山など有名な観光スポットもありますが、私は風景写真をやりたい人間なので、今回のレポはそういう観光地より、あまり知られていないけど、写真好きには思わず行って写真を撮りたくなるようなスポットを紹介します!まあタイトルがふぉとりっぷだしな(゚∀゚)
そんなわけで、今回ご紹介するのは・・・。猪苗代の五色沼です!
郡山駅から会津若松方面に向かう電車(何線か忘れた←)乗って、猪苗代駅で降ります。
そこからバスで移動すると五色沼に行けます。
ただ気をつけてほしいのは時間!!バスの本数がめっちゃ少ないので、時間はしっかり合わせましょう。
最悪、行けなくなるor帰れなくなる可能性があるのでまじで気をつけてください!!
まあ電車の時間も、遅延とかよくあるのである程度の諦めも必要(経験者は語る)だと思う。
私は郡山から猪苗代湖に行こうとしたら、乗っている電車が遅れて運行してしまっていたのでバスに間に合わず夏の猪苗代湖をカメラに収められませんでした(´;ω;`)
ので、一番いいのはレンタカーで行くことですが、私みたいなペーパードライバーは諦めと時間厳守を持って行きましょう!←
さて、五色沼のメインステージ的なのはこちら。
広大で青く澄み渡る沼・・・というより湖?泉?そう思ってしまうほどきれいです。
沼が大きいのでこの日は猛暑だったのにも関わらずとても涼しい風が吹いていました。
この沼のみボートを漕げるらしいので、興味のある方はぜひやってみてください(*´∀`*)
・・・え、私はって?もともと一人旅だったし、そんなボートを独りで漕ぐ体力はないし、ぼっちなの行楽地でさらけ出してもねえ…。孤独って(´・ω・`)
五色沼は、大体3キロくらいのトレッキングコースがあり、そのコースに沿って歩くと様々な沼を見ることができます。
なんか上高地と似たような感じかもしれん。
そのトレッキングコースを、Nikon D5100をお供に、チャイコフスキー交響曲第6番悲愴を聴きながら撮影スタート!!
日本にこんなに景色の綺麗なところってあるんですね・・・。
一周したところでバス停に向かいましたが、実はここ、バス停の近くに裏道のような遊歩道があって、撮影するにもかなりマイナーなところがあります。
地面にカメラをおいて撮影。
1日歩いて、ちょうどいい感じのウォーキングになりました(*´∀`)
翌日も猪苗代に向かいましたが、このときは電車の遅延でいろいろスケジュールが狂ったので、五色沼近くの諸橋近代美術館に向かいました。この美術館、実は夏しか開いていない、かなり貴重な美術館です。
いやー何撮っても絵になるわー
美術館に展示されているのは、ダリとか本当に現代に近いアーティストの作品です。
デザイン工学が好きな人にはおすすめかも。
美術館を出た後は、次なる撮影ポイント、岩手県は盛岡まで東北新幹線で一気にかっとばしたのでした(゚∀゚)
なぜ岩手に向かったのか?その答えは次の記事で!