荒ぶる女子の実習日誌

不登校になった自閉症スペクトラム持ちの実習助手の日常を綴ります。クラシック音楽と写真が好き。カフェ巡りとか小説とかエッセイやってます。ちなみに創価学会員です。

不登校の日常vol.46 移ろいゆく不登校

こんにちは。

新型コロナウイルス感染拡大防止のため、国は不要不急の外出自粛、いわゆるステイホームを呼びかけるようになって、自由に外出できない、学校に行けないという事態が発生していますね。

学校は自治体にもよりますが、私が席を置く県はオンライン授業が始まっているそうです。さすが先進的かつ神対応の県なだけあるなあ…と感心してしまいました。

でも、私にはあまり関係ない話です。というのは、私は、未だ不登校教員だからです。

この自粛前は、結構激しい傾眠と不眠とうつに苦しめられ、かなりしんどかったのですが、起きれる時に食事を作って食べたり御書を読んだり、彼氏と旅行に行ったりと、それなりに療養をしていました。

でも、あまりにもひどい生活状況に母親が憤り、実家に居るよう言われたのです。最初は良かったです。特に外出制限もなかったから普通に栄とかイオンモールとかフラついてたんですけど、感染者が増加するに従って、外出自粛が出た時は、親としかほとんど動けなくなってしまったので、かなり窮屈に感じました。

ひとりでショッピングモールに行くことさえはばかられるような感じがしたし、ひどい時は具合が悪いから病院に受診予約を入れたくて入れたのに、母親に、

「そんなの大丈夫だから家におりゃあ(いなさい)」と言われ、病院の緊急の受診をさせてもらえなかったのです。

しかし、うつは人が死ぬ病気です。

自殺やオーバードーズで、自ら命を絶ってしまう人が後をたちません。

やばいと思ったらすぐ病院に行った方が良い病です。

それなのに病院に行けなかったのは、

逆に私にとってうつの要因になりました。

それで、母親の仕事が休みの時は

ずっと眠っていたい。

目が覚めたくない

と思ったので、いつもの抗うつ剤イフェクサーを飲んだ後で、ワイパックスを6錠一気に飲んでしまったこともありました。(結果は、翌日結構フラフラしてて、あんまり記憶がありませんでした)

そんな自粛が続いて、学校も停止したのを遠くから眺めていて、今思うことがあります。

それは、今回のこの自粛期間中に、

不登校の子どもでも勉強できるシステムを完成させて欲しい、ということです。

不登校の子は、学校に行きたくないだけで、勉強がやりたくないという訳では無いと思います。(すべての不登校の子どもがそうとは限りませんが)

実際、私も高校生のころ、理不尽だらけの学校に行きたくないと思ってはいたけど、勉強したくない、という訳ではありませんでした。

寧ろ、勉強したくても教員たちが自分のやりたい放題にやっていって、その自分勝手さについていけなくなって、学校に行きたくなくなったのです。

だから、これを機に、自由に勉強ができるようにオンライン講座をたくさん作って欲しいし、それを履修して最後のテストに合格したら単位認定する、というように、

小中高生もクラスを撤廃して、単位認定型にしてしまえば、学級崩壊もいじめもスクールカーストもなくなるかもしれんのになぁ…。と思います。

日本は、学校に行くことが普通のことで、普通のことができない人はおかしい、という発想の国になっています。でも、私は、 

学び方なんて星の数ほどあるのに、何で型にはめたがるのだろう?と思います。

確かに、型にはめる教育は、楽かもしれません。でも、それは子どもの才能や可能性を無くすことになると思うのです。それこそ、「窓際のトットちゃん」に出てくるトモエ学園のような、自由に自分の好きなことを突き詰めて勉強できるシステムを作っていくことが、現代の教育に必要なんじゃないかなと思います。

 

そして、日本がこんなに新型コロナウイルスについて長引いているのは、ひょっとしたら、天で誰かが

今の日本をアップデートさせるために敢えてやっているのかもしれませんね。

日本人が時代遅れの働き方で精神を病んだり、過労で死んだりしているのを止めたり、型にはめる管理教育や土日も家族や友達とリフレッシュできないブラック部活をつぶして、家族や友達とのつながりを再確認させようとしたりしているのかもしれない…。最近の世間の様子を、買い物の時に色んな角度で見ているのですが、公園で遊ぶ子どもや、スーパーに買い物に来ている親子連れを見るたびに、日本は前の日本に戻ってきてるような気がします。

 

私が予想するに、この新型コロナウイルスは、日本が働き方改革を正しく改革し、そしてその改革がどんな会社であっても必ず行われて社会に広く浸透した時と、学校の部活が外部化して外部指導員が入ると同時に先生が本来やる教科指導の仕事に打ち込めるようになって、生徒間トラブルは専門のカウンセラーが入ってやる、というように、やることが分散されていて1人の教員が大きな負担を抱えなくて良くなった時に終息すると思う。

働き方を変えなければ、学校の運営のやり方を変えなければ、今まで普通にやってきたことからまたコロナ感染者が出るだろう。

私は、今までの日本の働き方や学校のやり方、部活のやり方を思い出しながら今回の新型コロナウイルスに関する報道を見ていて、こんなことを思った。この新型コロナウイルスは、日本に

「このまま休まないと国が滅びるぞ。このまま何も改革しないんだったら国が滅びるぞ」という警鐘を鳴らしに来たと思う。

新型コロナウイルスにまで休め、と言われるなんて、日本人は働きすぎ、頑張り過ぎだよなぁ。ウィルスに働き方改革やブラック部活廃止を勧められるなんてね。

だけど、こういった大きな災害が無いと動かないのも日本だから、これからどうやって対策を進めていくのか、また生温かい目でひるおびを見ていこうと思う。