私の活動体験vol.11 目に見えないもの
さて、お待たせしました。
2月に私が彼氏とした、仏法対話のお話です。
事の発端は、こちらの過去記事を見てください。
とにかく、学会に対する無理解と出所の分からない噂話を信じて、真実を見もせず学会を謗法する彼氏が許せませんでした。
そして、もう付き合って7年近くになるのにいつまでも結婚の話をはぐらかすので、その辺りも決着をつけたかったのです。
今までも、学会のことを謗法される前に、色んな言い訳をされました。
歳の離れた兄弟と話せてないから、実家をリフォームするか、建て直すか、別の場所に引っ越すか悩んでいるから、私の抑うつがあるから…。
結婚する気がないからさっさと捨てちゃえよ!!
いつまで相手を待たせてるんだ、ちょっとは相手の気持ちになれないの?
それか、私が別れようって言うの待ってるの?じゃないと私が理解しないから?
ふざけるな!!
と言うのが私の正直な本音です。
ただ、私の側も、じゃあ結婚できる状態かといえばそういうわけでもないんだよね…。
不安定な体調や、いつ来るか分からない鬱やトラウマのフラッシュバック、裏切られ続けたことによって人を避けてきた分、人より劣っているコミュニケーション能力…。
家事能力も安定して備わってるわけではない。
だから、自分の側に立って考えれば、結婚を躊躇われるのも分かるけど…。ちゃんと真実を見てないのに、学会を謗法するのは許せなかった。
それで、2月初旬、彼氏と福島や山形を旅行した際、仏法対話に臨みました。
出だしは、慎重にいきました。
ちょうどその時、2人にとってちょっと嫌なことがあったので、私はイライラしていたのです。しかし、ここでイライラをぶつければ、仏法対話どころでは無くなってしまいます。
胸中題目をしながら、知慧を絞りました。
そして、思いつきました。
「誰かに自分の思い通りのことを言われなかったり、誰かに自分の考えが認められなかった時、どうしてる?」
と彼氏に質問しました。
無宗教の人が思い通りにならなかった時、(私も入会までは無宗教でしたけど…)どんなふうに過ごすのか、知りたかったのです。
そして、学会に入って多くの人の話を聴くようになるまで、私は一方的にしか喋れなかったので、彼氏の話を聴きたかったのです。
その話は、今まで聴いたことのない彼氏の意外な過去や、ものの考え方をすべて引き出してくれました。
私とはうってかわって、過去はとても平和そうで、悩みなど何もなさそうな彼氏でしたが、実は過去にものすごく人間関係に悩み、今も私とのことで悩んでいたそうです。
そして、無宗教…というか宗教関係なく、人には尊敬できる人や、何か自分を鼓舞する言葉や歌詞などがあるかと思います。が、何と彼氏は…。
そういう人もいないし、自分を鼓舞する名言や歌詞などもなく、信条も無くここまで来たそうです。
逆に、そんな人がいるんだ!Σ(゚д゚lll)と、私は驚愕しました。
でも、そうかと言って、私も入会前にそういったものがあったかといえば、ありませんでしたが…。
しかし、彼は自信がない中で必死で自分に負けまいと自分で自分を鼓舞してここまで来たそうです。何か、逆に尊敬しますね笑
そして、本題の、学会についての話になりました。私は、ありのままに学会入会に至るまでの経緯と、入った後のことを話しました。
いや、一応彼氏には、学会入会前に、「創価学会に入る」ということは言ってあったのです。
それは、彼氏は許してくれました。だけど、彼氏は私がいつか学会を辞めるだろう、と予想して許したのだそうです。
しかし、なぜ私が入会を決めたのか、誰が勧誘(正しくは折伏ね)したのか、経緯が不明だったため、そこでやっと理解してくれたこともありました。
時には学会のみんなのことを思い出して、涙が溢れましたが、とにかく正直に全てを語りました。別れられる覚悟もしました。
女子部の先輩の中には、学会員と分かっただけで別れられた方もいたからです。
話し終わったとき、彼氏は言いました。
「悔しいなぁ。そんなに君にとって心に響く人たちが居たなんてなぁ」
私が出会った学会員の人たちは、ほとんどが波乱万丈の壮絶人生を歩んでいるので、宗教関係なく私の悩みに真摯に向き合ってくれていました。一緒に苦しみ、私が忘れていても悩みの解決策を考え、そして導いてくれました。
でも、そうやってできるのは、私より多くの壮絶な体験をしてきたからで、まだ道半ばの彼氏にそんなことはできません。
でも、彼氏も彼氏なりに私の過去の苦しみに向き合ってくれていました。それは分かります。だけど、彼氏と病んだ私だけでは知慧を絞っても解決はできず、彼氏もその時職場の上司につらくあたられていたこともあって、彼氏も病んでしまいました。
そのことを横で見ているので、もう彼氏にそんな話はできないと思い、私は学会の人たちに助けを求めたのです。後にこのことも話はしましたが、彼氏はまだ学会に対して無理解や偏見が強く、また、彼の親御さんが噂を広めるクセがあることや世間体から学会は日本では悪いものだということばかり信じ込んでいるので、正直私は参っています。
しかし、そういう世間体を叫ぶわりには、
私がもし彼氏と結婚したいなら、私の両親・親戚に学会宣言をしろ、そして彼氏の両親・親戚にも学会宣言をしろ、とのことでした。
ここに、大きな矛盾があることがお分かりいただけるでしょうか?
彼は真実の創価学会を見ていません。見ようともしません。でも、
「結婚するなら宗教で揉めることなく穏便に済ませたい」とのこと。
しかし、私に「学会宣言をしろ」と。
私の家は学会大嫌いで、創価学会の話をしただけで怒り狂う家です。
そして、自分は関係ないからと言って私が魔女裁判の如く囲われて詰め寄られているのを見ている彼氏。
自分の大切な人が、自分と結婚したくて戦っているのに…。
しかも何も悪いことをしていないのに囲われているんですよ?
それが彼氏のあるべき姿か!!
正直、腹が立ちました。あまりにも他人事と捉えすぎているその無神経さに、はらわたが煮え繰り返りそうになりました。
しかし、怒ったところで何もなりません。
だって彼氏は、学会の真実を知ろうとしない、見ようとしないのに、
「お題目って何?御本尊様にありのままの話をぶつけて祈るって、それって結局反省してるのと変わらないじゃん」
確かに彼氏はバリバリの理系だし、電機系メーカーの開発部に勤めているので、実証が取れないことには信じてくれないでしょう。ちなみにそのことは彼氏の口からも聴きました。
しかし、実証と言っても何を示せば良いのか…。
正直分からないです。
分からないけど、会合や家庭訪問が自粛になっている現在、誰にも相談することができないので、結果、人知れず鬱々としてしまっています。
ただ、これまで真っ直ぐに彼氏と色んな深い話をすることがなかったので、この「仏法対話ができた」ということが、私にとっても彼氏にとっても何らかの成長にはなったと思います。
そして、仏法対話は1回ポッキリではないので、引き続き、タイミングを見て仏法対話をしていこうと思います(*´ー`*)
ここまで読んでいただき、誠にありがとうございましたm(_ _)m